上海:強制転居で国連に陳情した市民約60人を逮捕

【大紀元日本12月2日】中国当局により住居が奪われ強制転居させられたとして、上海市民約60人が12月1日、上海での「グローバル・コンパクト・サミット」に参加する国連事務総長・アナン氏にその違法行為を訴える嘆願書を提出しようとした。警察は、会場外で抗議活動を行った全員を逮捕し、現時点でまだ40人の身柄が拘留されているという。BBCが伝えた。

近年、上海市中心部にある伝統的な建物の多くが壊され、跡地に道路や高層ビル、公園などが建設された。多くの市民が十分な話し合いもなく強制的に住居を取り壊され、弁償金すら支払われていない市民もいる。強制転居を強いられた人も少なくないという。

北京でも2008年オリンピックの開催準備のため、同様な強制転居事件が発生した。

 こうした中国当局による違法行為を、司法機関に訴えても問題解決しないため、不動産所有者らは希望を失い、今回逮捕される危険性を承知の上、国連への陳情を決行した。サミットに参加する人権組織はこの事件を知った後、すぐに声明を発表、中国警察の行動を非難し、逮捕された人たちをすぐ釈放するよう要求したという。

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