イラクで人質の欧米人4人、未だ消息不明
【大紀元日本12月12日】イラクのバグダッドで11月26日に拉致された、米国とカナダを本拠とするキリスト教関係の平和団体の欧米人4人の消息が未だはっきりしない。拉致実行犯は8日のデッドラインを10日まで延長したが、イラクの囚人全員をイラク及び米国の刑務所から釈放しない限り、拉致した欧米人平和活動家を処刑すると発表した。VOAが伝えた。
拉致されたのは米国1人、英国1人、カナダ2人。人質4人の家族は期限の10日が近づくにつれ、釈放に向け絶望的な嘆願を行った。親族らは9日、人質らの人道支援活動とイラク戦争反対をアピールした。スンニ派聖職者数人もまた、金曜日の礼拝で参拝者らに人質解放を呼びかけた。
イラクでは昨年から今年初めにかけ、武装勢力が国際援助団体や報道機関などで働く外国人を拉致する事件が多発しており、過去二週間にすでに7人の欧米民間人が人質となった。
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