イラク駐留米軍指揮官が語るナジャフ・カルバラ情勢

【大紀元日本12月13日】バグダッド中西部三州の治安任務に就いている米軍准将は、二つの州で既にイラク軍が主に任務を遂行していると発表した。現地からの情報は、シーア派強硬派の武装集団がこの地域で支配的であると伝えたが、准将は9日、現地治安維持に重要な役割を果たしているのは地元警察だという。VOAが伝えた。

衛星放送を通じて米国防総省に連絡したアウグゥスト・コリンズ米陸軍准将は、ナジャフカルバラの二州で治安任務の支援に就いていると報告、「既に二つの州では、イラク軍が治安任務の主力となっており、米軍は訓練と顧問の役割に回っている」と述べた。コリンズ准将の報告に加えて、米国防総省スポークスマンは、「イラク軍は二つの州の治安任務で主導的な役割を果たしつつあるが、権限を完全に委譲するまでには至っていない。これは近隣のバビル州でも同様で、来週の総選挙後にはイラク軍支配地域は拡大するであろう」と述べた。

ブッシュ大統領は先週の演説でナジャフの安定に言及したが、西側メディアは、イスラム教シーア派強硬指導者ムクタダ・サドル師率いる武装集団がこの地域では支配的で、昨年フセイン政権崩壊後のイラク暫定政権に反乱を起こしたと伝えている。しかし、報道とは逆に、コリンズ准将はそのような形跡はないとして、「シーア派強硬派の武装集団メンバーは金曜の祈祷の時にだけ、ナジャフ街路で見かけるだけで、ムクタダ・サドルが現段階でトラブルを起こさないほうが賢明だと判断したのだろう」と述べた。

シーア派はイラク最大の部族で、現在のイラク暫定政権を支配している。来週の満期四年の議会選挙でも大勝を予測されており、サドル師がサダム・フセインのスンニ派後の政権をとる機会でもある。

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