香港:WTO部長会議の最中、抗議者と警察が衝突

【大紀元日本12月18日】香港で開催中の世界貿易機構(WTO)の部長会議は、閉幕の18日に迎える最終段階、韓国人を中心とする外国抗議者らは17日、警察と会議以来の最も激しい衝突を発生し、警察が催涙弾と消防用水鉄砲などで抗議者らを退去させた。香港警務処の公式の発表によると、警官を含む114人が負傷、約900人が逮捕されたという。

(中央社)

17日午後4時ごろ、全世界から集まった2千人以上の反WTO抗議者が湾仔あたりで集結、抗議活動を開始した。一部の人は警察の警戒線を突破し、会場である香港会議展覧センターに急接近した。 警察が道路を遮断するためにパトカーを道のど真中に横切り停車したが、一部の抗議者はパトカーを横転させようとし、双方が激しく衝突した。

(Getty Images)

これと同時に、一部の韓国農民は会場近くの湾仔にある貨物積み卸し区までデモ行進し、そちらもやはり警察の警戒線を突破しようと、双方が激しく身体衝突した。警察は催涙弾や、消防用水鉄砲、コショウ粉で抗議者を制止しようとしたが、抗議者は退去しなかっ

催涙弾や、消防用水鉄砲、コショウ粉で抗議者を制止する警察(GettyImages)

た。

午後6時ごろ、抗議者は湾仔地区に停滞し、道路に分散したため、付近の交通が麻痺状態に陥り、九龍に通じる紅石勘地下トンネールも影響を受けた。そのため警察は夜の会議に参加する各国代表を海上からモーターボートで会場までに運んだ。

(GettyImages)

不満を表すため、ビクトリア港に飛び込む抗議者(GettyImages)

関連記事
香港では「国家安全法」を導入したことで、国際金融センターとしての地位は急速に他の都市に取って代わられつつある。一方、1980年代に「アジアの金融センター」の名声を得た日本は、現在の状況を「アジアの金融センター」の地位を取り戻す好機と捉えている。
メディアのスクープ話が世の中を動かす。特に最近は「文春砲」など週刊誌メディアの元気が良い。同時に報道のありかたが問われている。国が国民の幸福を奪うことがあったら、ある程度、国家権力の作ったルールを逸脱する「反社会性」を持ち、戦わなければいけない時がある。記者は反社会的な面を持つ職業で、メディアは反社会性を持つ企業なのである。
米空母、台湾防衛態勢に 1月29日、沖縄周辺海域で日米共同訓練が挙行された。日本からはヘリコプター空母いせが参 […]
上川陽子外務大臣は、パナマ在留邦人及び進出日系企業関係者と昼食会を実施した。日・パナマ間の経済分野における協力の可能性や課題、教育などについて、意見交換を行った。
2月23日午後、上川陽子外務大臣はパナマ運河視察を行った。日本が主要利用国であるパナマ運河の安全かつ安定的な利用環境確保に向けた連携を維持すると表明