新疆ウィグル族反体制派企業家の社員、収監7月後に釈放

【大紀元日本12月19日】新疆ウイグル自治区の反体制女性実業家レビヤ・カディール氏の会社で勤務する秘書ルズィ・ママット氏と副社長のアイサム・ケリム氏が14日、7ヶ月の収監後釈放された。中国当局は今のところ、逮捕の経緯や釈放について詳細な情報を公開していない。RFAが伝えた。

二人は今年5月11日、中国当局がカディール氏の会社を捜索した際、逮捕された。7ヶ月の乳児をかかえるケリム氏は、髪を掴まれて警察車両に連行されという。2日後、警官100人以上がカディール氏の会社に押し入り、証拠書類15ケースを押収。さらに、会社の金庫を開け、脱税の容疑で35,000人民元を没収したという。カディール氏の夫、バージニア州在住のシディック・ハジ・ロウジ氏は二人が逮捕された直後、「逮捕されたのは単なる会社の従業員で、政治とは関係ない。会社、社長そしてウイグル人に忠実であっただけ」とコメントしたという。

釈放後の二人の様子について、「二人とも皮と骨のようになっている。とりわけ、長い髪だったケリムさんは毛を刈られた羊のようだ」、5年6ヶ月を中国の刑務所で過ごし、現在米国に亡命しているカディール氏が述べた。反体制者として名を知られているカディール氏は1999年中ごろ、国家情報の漏洩容疑で当局に収監され、2005年3月に、ライス国務長官が訪中する少し前に釈放された。米国に到着後、カディール氏は「新疆ウイグル人の反体制派について情報を漏らしたら国に残した子供たちを始末する」と中国当局から警告されていることを明かした。

ウイグル族は1930年代と40年代に東トルキスタン政府を成立したが、いずれもが短命に終わった。トルコ語を話す新疆ウイグル族は、現在1900万人と見られ、独立を求めている。北京当局はこれら反体制派の封じ込めに全力を尽くしている。

関連記事
香港では「国家安全法」を導入したことで、国際金融センターとしての地位は急速に他の都市に取って代わられつつある。一方、1980年代に「アジアの金融センター」の名声を得た日本は、現在の状況を「アジアの金融センター」の地位を取り戻す好機と捉えている。
メディアのスクープ話が世の中を動かす。特に最近は「文春砲」など週刊誌メディアの元気が良い。同時に報道のありかたが問われている。国が国民の幸福を奪うことがあったら、ある程度、国家権力の作ったルールを逸脱する「反社会性」を持ち、戦わなければいけない時がある。記者は反社会的な面を持つ職業で、メディアは反社会性を持つ企業なのである。
米空母、台湾防衛態勢に 1月29日、沖縄周辺海域で日米共同訓練が挙行された。日本からはヘリコプター空母いせが参 […]
上川陽子外務大臣は、パナマ在留邦人及び進出日系企業関係者と昼食会を実施した。日・パナマ間の経済分野における協力の可能性や課題、教育などについて、意見交換を行った。
2月23日午後、上川陽子外務大臣はパナマ運河視察を行った。日本が主要利用国であるパナマ運河の安全かつ安定的な利用環境確保に向けた連携を維持すると表明