広東省汕尾:デンマーク企業、中共の虚言報道を暴露

【大紀元日本1月15日】中共メディアの報道によると、広東省汕尾流血事件後、風力発電所の設備の多くが、怒りを抑えられない地元住民らに破壊されたという。これに対し、風力発電所の受注企業、世界最大手風力発電システムメーカー、デンマーク・ベスタス社の整備部門責任者トルビン・ラスムセン氏は電話インタビューで、「地元住民らが暴力を振い抗議活動を行ったかどうか不明、銃殺事件発生当時、ベスタス社の者は誰も現場にいなかった」と述べた。

ラスムセン氏は、「風力発電所の設備損壊は知っている。しかし、設備は銃殺事件前にすでに壊れていた」、「決して地元住民らが破壊したのではない」と認め、風力発電所の設備損壊は発電所の自己責任であると示唆した。半年ごとに設備のメンテナンス・サービスを行う契約で、技術者を中国へ派遣する矢先、今回の不幸な事件が発生、中国行きが撤回されたという。ラスムセン氏は、「政府当局が地元住民の抗議に対して発砲射殺する行動は理解できない」と述べ、遺憾の意を表した。

昨年12月6日、広東省汕尾市東洲鎮の火力発電所建設で、政府当局が地元住民の土地を強制収用。約束した補償金の不払いなどで抗議を行った住民らが政府当局の警官に射殺された。事件経過1ヶ月後の現在、死亡者数はまだ特定できていない。

関連記事
1月初めから中旬まで、中国各地で数万人を超える大規模な抗議デモが相次いでいる。トラック運転手の新制度抗議やタクシードライバーのストライキ、土地を失った農民の保障要求など、訴えの内容はさまざまだが、警察は多くのケースで暴力をともなう強制解散や逮捕を行った。
【大紀元日本6月13日】四川省巴中市で8日、警察官による暴力事件が発端で、市民1万人と警官隊との衝突事件が起きた。衝突は深夜1時まで続き、多数の負傷者が出た。ラジオ・フリー・アジアが報じた。 8日夜、
6月6日、双橋区の住民数千人が大足県との合併に反対するデモを行った。当局は機動隊を出動し弾圧した(ネット写真)【大紀元日本6月12日】四川省重慶市大足区で6日、数千人に上る抗議デモが発生した。当局は数
 【大紀元日本5月3日】四川省重慶市江北区魚嘴鎮の楼房村で4月20日、現地政府による土地収用をめぐって警察が村民に暴行を加え、村民30人以上が重軽傷を負う事件が発生した。半数を超える20人以上が重傷で
 【大紀元日本1月29日】6千人の従業員を抱える深セン東道物流公司(DDS)の支社がこのほど、相次いで倒産し、多くの失業者が未払いの賃金を求めて各地でデモを起している。25日には広州市東莞地区の従業員