「同一首歌」をニューヨークで上演、中共が「新唐人」と対決

【大紀元日本1月19日】海外で新星の如く突然現れた新唐人テレビ局が主催する「全世界華人新年特別公演」の台北公演が無事に幕を下ろした。会場の外では生中継も行われ、会場に入れなかった観衆でも特別公演の雰囲気を味わうことが出来た。

一年前を振り返ると、新唐人テレビ局の番組をアジア・太平洋地域に放送するヨーロッパの通信衛星会社が突然中共の圧力の下で新唐人との契約を廃棄しようとしていた。全世界の人々、多国の政治家、特にアメリカ国会の強力な声援により、半年にも及ぶ長く苦しい交渉の末、欧州通信衛星会社がついに非を認め、新唐人の番組は引き続きアジア・太平洋地域で放送できるようになり、中国の国民が真相を理解するために重大な役割を果たした。

しかし、中共がこのくらいのことでへこむなんて思うのであれば、それはあまりにも中共の邪悪本質に対する理解が欠いている。今年の「新唐人テレビ全世界華人新年特別公演」は三回目となり、世界の16カ国で公演される。1月7日、台北公演の前にすでに米ボストンで上演された。最も注目を集め、最も規模が大きいのは1月21日、22日にニューヨークのラジオ・シティー・ホールで行われるニューヨーク公演である。特別公演の影響が毎年大きくなるにつれ、中共の恐怖も増大し、今年は代価を惜しまず新唐人に対抗するための大作戦に乗り出したのである。 

ラジオ・シティー・ホールでの公演は、かなり前もっての予約が必要である。新唐人の今回のガラに対抗するため、中共は大金を叩いて他の予約客から1月23日の同劇場の予約権を譲ってもらい、「同一首歌(同じ歌)」のコンサートを企画した。これは明らかな新唐人に対する張り合いである。

中共がこのコンサートのため、国家全体の力を注ぎ込み、ニューヨークの親共団体を動員しただけでなく、毛阿敏、李谷一、張国立、倪萍、譚詠麟、陳慧嫻などの中国大陸および香港の有名歌手をも総動員した。残念なのは台湾の歌手である張恵妹、齊秦、費翔までもが共産党が汚水を垂らすのに利用され、中共の海外向けの親中共化工作の道具に化したのである。更に不思議なのは、金持ちで鼻息のあらい中共がこのような政治コンサートを行うのに、なぜか北米の中国語メディア「世界日報」が十万ドルを寄付し、現地の唯一のメディアスポンサーとなった。

この、「同じ歌(同一首歌)」と題されたコンサートは、当然海外の華人と共産党が一緒になって独裁の歌を歌うことである。この歌は1989年天安門大虐殺直後の1990年の北京オリンピック宣伝のために作られた思想コントロール曲であり、人々に共産党と同じ歌を歌うように強要している。それだけではなく、この歌は中共が法輪功学習者を拘禁し、彼らに共産党を認め、自分の信仰を変えてもらうための洗脳歌でもある。共産党によって強制労働収容所に拘禁された法輪功学習者は重要なキャンペーンがあるたびに警官らと一緒にこの歌を強制的に歌わされ、中共による洗脳に懺悔と転向意志を表明した転向者らを集めた公演では、この歌は歌われているという。この歌の背後には拭いきれない多くの血の跡が隠されている。

中共に利用された台湾人はこの歌の背景について知らないと、私は信じたい。しかし、彼らがすでに中共による洗脳にある程度「転向」したのでなければ、どうしていとも簡単に共産党というこのならず者と同じ舞台に立って同じ歌が歌えるのだろうか。

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