北朝鮮:労働党幹部室に肖像写真、金正哲、継承者の筆頭か

【大紀元日本1月20日】北朝鮮金正日総書記の次男、金正哲氏の肖像写真が労働党高官室に掲示されるのに先立ち、正哲氏は昨年末、労働党幹部とともに祖母・故金正淑の墓前に参った。

北朝鮮の工作員であった脱北者は16日、「確かな情報筋からして、労働党高官室の執務室には、金日成、金正日、金正哲の写真が飾られるようになった」。「金正哲は目下、労働党中央委員会組織部第一副部長の職にあり、政権継承の教育を受けている。労働党建党60周年の10月10日が過ぎてから、このような変化が生じ、しかしこの事実はまだ一般民衆に知らされていない」と述べた。これに対し、統一研究院主席研究員・徐裁鎮氏は、「もしこれが事実なら、金正哲は継承者の筆頭になったと思っても間違いなかろう」と感想を述べた。

北朝鮮高官の消息筋によると、「金正哲は、故・金正淑の誕生日12月24日に、会寧市を秘密訪問し」、さらに「このことは、会寧市第一書記、国家安全保衛部長、人民保安部長等の幹部だけが知っていた」という。金日成大学で教授を歴任した、対外経済政策研究員博士・趙明哲氏は、「正哲氏は、まず嫡子順の正男氏が、排除されてから指名されることになるだろう」としている。

関連記事
人気オンラインゲーム「アクシー・インフィニティ」ソフトウェアに対するハッカー攻撃で6.15億米ドル(約780億 […]
[東京 24日 ロイター] – 海上保安庁は、防衛省の情報として、24日午後に北朝鮮から発射された […]
[ジュネーブ 21日 ロイター] - 国連のトマス・オヘア・キンタナ北朝鮮人権状況特別報告者は21日、北朝鮮に対し、政治犯収容施設で劣悪な環境に置かれた多数の人々を解放するよう呼び掛けると同時に、国際社会に核問題とともにこの問題を取り上げるよう促した。 キンタナ氏は、2014年の国連調査で最大12万人が収容施設で拘束されていることが判明したとし、その後も施設に関する報告を受け続けていると述べた。
[東京 11日 ロイター] - 松野博一官房長官は11日の閣議後会見で、北朝鮮による一連の軍事的な行動について、日本や国際社会の平和と安全を脅かすものであり、断じて容認できないと述べた。 防衛省は11日、北朝鮮が2月27日と3月5日に発射したミサイルを米政府と連携して分析したところ、いずれも大陸間弾道ミサイル(ICBM)級だったことが分かったと発表した。当該ミサイルの最大射程での発射試験を行う前に
[ソウル 4日 ロイター] - 米国の北朝鮮研究サイト「38ノース」は4日、商業衛星写真を基に、北朝鮮の寧辺(ヨンビョン)核施設の活動が活発化しているとの見方を示した。 核分裂性物質の生産が行われているほか、施設拡大に向けた基礎工事が進められており、近く実験用軽水炉(ELWR)の稼働が始まる可能性があるという。ただ、プルトニウム抽出のために使用済み核燃料を再処理する放射化学実験室の能力拡大に向けた