北朝鮮、口蹄疫発生で会寧市周辺を完全封鎖

【大紀元日本1月24日】北朝鮮政府は咸境道会寧市(会寧市)で発生した口蹄疫の拡散を阻むため、 14日から牛 30余頭を屠殺、市の周辺を全面封鎖した。  

会寧市滞在の中国朝鮮族ユン・ドックチォル(仮名, 51) さんは 23日、特派員との電話で、 「12日に口蹄疫と疑われる牛が会寧で最初に発見され」、「北朝鮮政府は14日から咸境道各市郡の獣医防疫当局者と獣医らを会寧市に総集結させ、牛30余頭を屠殺して会寧市全域に緊急防疫をしている」と伝えた。  

ユンさんはまた、「現在中国・吉林省三合市につながる国境の橋を始め、会寧市周辺と通じるすべての道路が軍人たちと公安当局によって封鎖されている。 伝染病拡散を阻むために会寧市に通じるすべての車と人の移動を完全に遮断している」と述べた。会寧で口蹄疫が発生した原因と隣近地域への拡散はいまだに確認されていない。

咸境道穏城郡の一部消息筋は、「郡内では、いまだに口蹄疫に対する公式発表や防疫措置がない」と伝えた。また同道の茂山郡の一部消息筋も、「茂山郡内すべての獣医たちが会寧に召集、会寧に繋がる道路は全て遮断。会寧の伝染病発生が住民らの間に知られただけで、 いまだに国による防疫作業はなかった」と伝えた。 

中国延吉(延吉)=キム・ヨンジン特派員kyj@dailynk.com
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