米裁判所、中共「中央テレビ局」責任者らに召喚状

【大紀元日本1月25日】米連邦ニューヨーク南区裁判所は1月23日、中国の強制労働収容所で法輪功学習者に対する洗脳に使われる「同一首歌」をニューヨークで公演させ、当局による法輪功学習者に対する不法監禁・洗脳などの行為への煽動・補助の疑いで、同公演の責任者に召喚状を届けた。

原告の代理人弁護士であるテリー・マーシュ氏はニューヨーク・マンハッタンのラジオ・シティ・ミュージカルホール前で、同公演責任者ら計5人は23日午前中に米裁判所からの召喚状を受けたと報告(大紀元)。原告人は王慧敏氏、陳剛氏等5人の法輪功学習者。

召喚状を届けられたのは、同公演の総プロデューサ孟欣(モン・シン)氏およびディレクターの劉志強(リュウ・ジチャン)氏。孟氏は、中央テレビ局のシニア・ディレクター、音楽部部長、中国で大量の不動産を持っている事で有名。中共当局に、「全国模範婦女」の代表として選ばれた人物

23日、ニューヨーク時間午前10時ころ、米裁判所職員から召喚状を手渡される孟欣氏=職員の背後にコートを着ている人物が孟欣氏(大紀元)

記者会見する孟欣氏(右)と劉志強氏(大紀元)

23日午前9時15分、劉志強氏はラ・パーカー・メリディアンホテルのロビーで、米裁判所職員に召喚状を渡されたが、劉氏は召喚状を床に投げ捨ててホールを飛び

ホールに捨て置き去れた裁判所からの訴状および召喚状(大紀元)

ホールに捨て置き去れた裁判所からの召喚状(大紀元)

出た。

午前10時頃、総プロデューサ孟欣氏が同ロビーに現れ、米裁判所職員は同様に召喚状を渡した。しかし、孟氏も召喚状を床に投げ捨て、受領を拒否した。

代理人のラナ・韓弁護士が、中共中央テレビ局(CCTV)は中共政権による国民への違法監禁、拷問、洗脳行為に加担し、故意に宣伝番組を制作、放映し、同局の歌番組のテーマソング「同一首歌」は、法輪功学習者らが洗脳のため拷問時に流されるものであると指摘した。孟欣氏は「同一首歌」の総プロデューサとして、法輪功学習者を陥れる宣伝材料を製作するためにCCTVに協力した疑いをもたれているという。

1999年7月から中共政権は法輪功学習者に対し、全面的に弾圧して以来、「同一首歌」は法輪功学習者を迫害するための重要な手段として使用されてきた。

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