パレスチナ評議会選挙、過激派が勝利、中東和平が懸念

【大紀元日本1月27日】イスラム原理主義組織ハマスは、パレスチナ評議会選挙で過半数を獲得し勝利した。自治政府の新内閣を組織することになるが、停滞中の中東和平が新たな混乱に陥るとみられる。

選挙管理委員会は現地時間26日に、ハマスが76議席、ファタハは43議席という選挙結果を発表した。パレスチナ自治政府クーリ首相は選挙結果が出たのち、辞職した。

過激派ハマスは、パレスチナ解放機構(PLO)を率いるアッバス議長と会談を行い、ファタハおよびその他の政党と今後の政党連立関係について話し合うと示した。一方、イスラエルは過激派ハマスが参入している政府との外交を拒否すると表明。

米国およびヨーロッパは今回の結果に対して不安を隠せない。アンカラを訪問中のストロー英外相は、国際社会は、ハマスに対して武装を放棄すること、イスラエルを認めることを望んでいると語り、民主を選択しテロリズムを放棄するよう呼び掛けた。

関連記事
[ワシントン 20日 ロイター] - サリバン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は今週、イスラエルを訪問し、ベネット首相とイラン核プログラムに関する協議を行う。米政権当局者が20日、匿名を条件に明らかにした。 2015年のイラン核合意再建に向けたウィーンでの協議が遅々として進まない中での訪問となる。 この当局者によると、米国とイスラエルはイランを巡る協議の状況や時間的猶予について意見交換を行う
米ロッキード・マーチン社が米軍をはじめ世界各国に生産・販売しているF-35は、イスラエル版を除いてすべて同じよ […]
欧州の疫学の学術雑誌『European Journal of Epidemiology』に掲載された最新の研究によると、新型コロナウイルス感染症の発生件数とワクチン接種率とは直接関係がないといいます
第二次世界大戦中、ナチス・ドイツの迫害から逃れたユダヤ人にビザを発行し、約6000人の命を救ったとされる日本の外交官・杉原千畝の功績を記念して、エルサレム市は同氏の名前を冠した新しい広場を開設した。11日には記念式典が開
新型コロナウイルス(中共ウイルス)による感染症が世界に蔓延して、まもなく2年になります。昨年来、各国政府はひたすら自国民にワクチン接種を呼びかけ、集団免疫を形成して感染拡大を制御することに「希望」を託しています。