北朝鮮民衆の平均月収、約1米ドル

【大紀元日本1月29日】北朝鮮は去年、10年ぶりの大豊作と発表し、配給制の再開を宣言したが、その計画は1ヵ月でうやむやになっている。2006年を迎え、北朝鮮では相変わらず食料が不足し、国民は飢餓に苦しんでいる。

北朝鮮の「ジャンマダン」(当局が認めている闇市場)の物価は北朝鮮住民たちの生活ぶりを窺い知るのに重要な要素である。北朝鮮は、生産自体がほとんど麻痺しており、食糧と生活用品の大部分を中国に依存している。ジャンマダンでは貨幤流通速度が早く、貨幣価値も激しく変動するため、内外的な要因に左右されやすい。最近では生活必需品が極端に不足しており、市場の物価は急上昇している。

北朝鮮労動者の月給は 2,000〜3,000ウォン。米の価格は 800ウォン以上、 肉食品を食べようとすれば1ヵ月分の給料が必要だ。従って、北朝鮮の人々が米、トウモロコシ、 野菜以外のものを口にすることは殆どない。冬が近づき、綿入りの洋服一つ用意するためには、家族総出で働かなければならない。女は市場へ出かけて物を売り、男たちは山で薬草を掘って、それを売りながらなんとかお金を手に入れる。

▶ 続きを読む
関連記事
人気オンラインゲーム「アクシー・インフィニティ」ソフトウェアに対するハッカー攻撃で6.15億米ドル(約780億 […]
[東京 24日 ロイター] – 海上保安庁は、防衛省の情報として、24日午後に北朝鮮から発射された […]
[ジュネーブ 21日 ロイター] - 国連のトマス・オヘア・キンタナ北朝鮮人権状況特別報告者は21日、北朝鮮に対し、政治犯収容施設で劣悪な環境に置かれた多数の人々を解放するよう呼び掛けると同時に、国際社会に核問題とともにこの問題を取り上げるよう促した。 キンタナ氏は、2014年の国連調査で最大12万人が収容施設で拘束されていることが判明したとし、その後も施設に関する報告を受け続けていると述べた。
[東京 11日 ロイター] - 松野博一官房長官は11日の閣議後会見で、北朝鮮による一連の軍事的な行動について、日本や国際社会の平和と安全を脅かすものであり、断じて容認できないと述べた。 防衛省は11日、北朝鮮が2月27日と3月5日に発射したミサイルを米政府と連携して分析したところ、いずれも大陸間弾道ミサイル(ICBM)級だったことが分かったと発表した。当該ミサイルの最大射程での発射試験を行う前に
[ソウル 4日 ロイター] - 米国の北朝鮮研究サイト「38ノース」は4日、商業衛星写真を基に、北朝鮮の寧辺(ヨンビョン)核施設の活動が活発化しているとの見方を示した。 核分裂性物質の生産が行われているほか、施設拡大に向けた基礎工事が進められており、近く実験用軽水炉(ELWR)の稼働が始まる可能性があるという。ただ、プルトニウム抽出のために使用済み核燃料を再処理する放射化学実験室の能力拡大に向けた