【季節のテーブル】お年玉は千秋楽へのメッセンジャー
【大紀元日本1月19日】千秋楽がなければ、お芝居はお終いにはなりません。ましてお相撲さんの世界ではなおさらです。日々の稽古から始まり、磨いた技を大舞台で収穫するフィナーレの<秋(とき)>を迎えます。一日千秋の思いとともに雪崩打つひと時に、かけがえもなく出会ってゆくことなのでしょうか?ともかく千秋楽はいつだって格別のご褒美です。何ともゴージャスなリリシズムが漂い、人々を誘ってやまない「おしまいの気分」の華やかさが溢れているというのが千秋楽です。人生の千秋楽もきっとそうなのです。
さて日々の眠りから私たちの<体>は目覚めます。夜の間に何か?を頂いて回復します。一週間後の休日に私たちは<心>をリフレッシュします。体験したことが何か?によって能力に創りかえられて私たちは蘇ります。四季がめぐり千秋楽の除夜の鐘が鳴り終わる真夜中に、お年玉が生きとし生けるものに配られます。お年玉は一年の時をつかさどる<時の神様=歳神(としがみ)様>が分け与える魂(たましい)のことでした。<鏡餅=ご神体>を割り、真っ白なお餅を美味しく頂いて<いのち>を更新させることもそうです。お正月に頂いたお年玉は四季をめぐって千秋楽にたどり着き、人生をめぐって最期の収穫の秋をもたらす<いのち>のメッセンジャーです。みなさ~ん、千秋楽まで大切に使いきりましょう。
関連記事
身近な卵が、実は脳や筋肉、目の健康まで支える完全栄養食だと知っていますか?最新研究と実用的なコツから、卵の本当の力と毎日の取り入れ方を分かりやすく紹介します。
第一次世界大戦の塹壕で、敵同士の兵士が同じクリスマスの賛美歌を歌い、銃を置いた夜があった。天使ではなく、人の声が「地に平和あれ」を響かせた奇跡の物語
冬の冷えで不調を感じやすい季節に。中医学の考え方から、腎を温め心と脳を守る「にらラーメン」を解説。身近な食材でできる、冬の養生をやさしく学べる一編です。
抗うつ薬は本当に「脳の不調」を治しているのか。元FDA医師が、化学的不均衡説の限界と長期投薬のリスクを指摘し、うつ病治療を根本から見直す必要性を訴えます。
なぜ私たちは、気づかぬうちにネガティブ思考の渦に飲み込まれてしまうのか。脳科学と最新研究から「絶望のループ」の正体をひもとき、抜け出すための具体的なヒントを探ります。