保守派のアリート氏、米連邦最高裁判事に就任

【大紀元日本2月1日】米上院本会議で31日、ブッシュ大統領が連邦最高裁判事に指名したサミュエル・アリート連邦高裁判事(55)は、民主党議員が憲法解釈でフィリバスター(議事妨害)を仕掛ける場面もあったが、58対42の賛成多数で承認され、中道派のオコーナー最高裁判事の後任として、約一時間後に議事堂の向かいにある最高裁の建物で宣誓式に望み正式に就任した。

中道派のオコーナー判事の後任として就任するため、長官を含めた最高裁判事9人の構成は保守派4人、リベラル派4人、中道派1人となり、保守派とリベラル派の勢力が伯仲することになるが、アリート判事は、人工妊娠中絶を認める最高裁判例に反発する見解を述べるなど保守色が強いことから、保守派の傾向が強まることが予想されている。

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