イラク:鳥インフルエンザ感染、初の死者を確認

【大紀元日本2月2日】イラクのムハンマド・アリ保健相は30日、17日に死亡したクルド自治区在住の15歳の少女がH5N1型鳥インフルエンザに感染したことを発表した。同国で鳥インフルエンザの人への感染は初めて。

BBCの報道によると、少女のおじも27日に死亡しており、保健省は現在、死因の調査を急いでいるという。また、政府当局はすでに鳥インフルエンザの疑似症状が出た30人の患者の検体を米国軍医へ提出し、そのうち12人が隔離されたと伝えた。イラク当局は少女の自宅付近の家禽を処分し始めているという。

死亡した少女が住む場所は渡り鳥がトルコから南へ移動する際の休息場所として知られている。トルコでは、これまで21人が鳥インフルエンザに感染し、そのうち4人が死亡した。

イラクの保健省は、鳥インフルエンザ感染拡大の予防対策を講じるために、クルド北部へ関係者を緊急派遣した。

さらに、欧州委員会EU)は30日、英国の研究所で北キプロスの家禽から、H5N1型鳥インフルエンザ・ウイルスが検出されたことを発表した。

EU加盟国によると、キプロスからの鳥類や家禽よびそれらの関連製品の輸入を禁ずることにし、現地へ専門家を派遣することを決めたという。

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