ミャンマー軍事政権、中共政権の政治経済支援を要請

【大紀元日本2月16日】ミャンマーのファン・ヴァン・カイ首相は、現在同盟国の中国を訪問している。専門家は窮地に立つミャンマー軍事政府が中共に政治経済援助の継続を要請したとみている。欧米国家はミャンマー政府による国民への人権侵害を理由に制裁を実施している。VOAが報じた。

カイ首相の今回訪中で、中・ミ両国は、貿易・経済協議で合意、成果を挙げたものとみられる。中国外交部のスポークスマン・劉建超氏は14日の定例記者会見で、中共政権の立場を再度強調し、「人権問題はミャンマーの国内問題であり、中共は原則として他国に内政干渉しない」と述べた。

駐ハワイ・アジア太平洋地域安全研究センター、中国対アジア関係問題専門家のモハー・マリック氏は、「ミャンマー軍事政府は、経済、軍事、外交方面で中共政権の支援に依存している。中国は国連安保理で議決権を持っているため、軍事政府は万一のときに国連の制裁から逃れるよう中共政権に期待を託し続けている。一方中国も一貫してミャンマーへの制裁に反対している」との見解を示した。

国連安全保障理事会・英国公使、エミール・ジョン・パリー氏は、12月の諮問会議後、ミャンマーの問題は国際社会の安定にとって脅威との認識を示し、「政治犯の長期拘留、エイズ等の疫病流行、食糧不足、児童兵の募集、人権侵害、国内騒乱、憲法改正、薬物反乱等が焦点」と述べた。ミャンマー軍事政府は1988年、民主化を求める一般民衆の抗議活動を武力鎮圧し、政権を設立した。1990年に民主選挙を許諾したが、結局反対党派の全国民主聯盟の指導者・アウンサン・スーチー女史が圧勝したため、選挙結果を容認せず、女史を自宅軟禁した。

米国とEUはすでに、ミャンマー軍事政府に対し制裁を実施している。米国政府関係者は2月上旬に、ミャンマー当局の人権侵害問題について、国連決議案を提出することを検討していると明かした。米国の決議案提出に対し、中国とロシア等がこれに反対しているという。

関連記事
[21日 ロイター] - 東南アジア諸国連合(ASEAN)議長国カンボジアのプラク・ソコン副首相兼外相は21日、ASEAN特使として初めてミャンマーを訪問した。 23日まで滞在する予定で、初日は軍事政権トップのミンアウンフライン総司令官と会談した。 ASEANは、昨年4月の首脳会合で暴力の即時停止など5項目で合意したが、ミャンマーがこれを履行していないため、首脳会議からミンアウンフライン氏を締め出
ビルマ軍事クーデターにより権力を掌握した国軍が国を混乱に陥れた日から正確に1年を経た2月1日、カナダ、英国、米国がビルマに対して追加制裁を科したと発表した。
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は2日、ミャンマーからバングラデシュに逃れたロヒンギャ難民への支援として、日本政府が100万米ドル(約1.14億円)の緊急無償資金協力の実施を決定したと発表した。安全な水や医療などの
[10日 ロイター] - ミャンマー国軍が首都ネピドーに設置した特別法廷は10日、国家顧問兼外相だったアウン・サン・スー・チー氏に対して、無許可の無線機を保有していた罪などで禁固4年の判決を言い渡した。事情に詳しい関係者が明らかにした。 先月下された判決と合わせたスー・チー氏の刑期は6年となる。人権団体は判決内容について全くの事実無根で、政治的な見せしめだと強く批判している。 スー・チー氏は10件
今年12月10日の「人権デー」では、国際社会が「平等」に焦点を当てて社会を考察する。この日はまた、世界各国の軍隊や治安機関が人権保護における自身の役割を見直す良い機会ともなる。