北京市、ハンスト・リレー参加者ら、相次いで行方不明

【大紀元日本2月19日】中国人権擁護派・高智晟弁護士が提案した中共政権による民主家への迫害を抗議するためのハンスト・リレーが今月4日に展開されてから、中国全土と海外からの参加者が相次いでいる。この現状に対応するかのように各地のハンスト参加者への弾圧も強まる一方、北京、上海などの大都市では特に厳しい現状に見舞われ、北京在住の胡佳氏、斉志勇氏などのハンスト参加者5人が一斉に行方不明になった。

情報によると、今日までに、全国各地に散在するハンスト参加者たちが地方の警察に威嚇され、ハンスト・リレーの妨害活動が頻繁に見られるようになり、著名な画家・厳正学氏に続いて、北京の人権活動家である斉志勇氏、胡佳氏、高智晟弁護士の助手温海波弁護士、高弁護士応援活動家の欧陽氏と馬文氏も相次いで行方不明となった。本紙記者が上記のハンスト参加者に電話をかけて確認したが、音信不通の状態が続いていた。

13日に北京中南海新華門の外で断食抗議する予定であった画家の厳正学氏は、10日に地元の浙江省台州市の警察から威嚇の電話が届いた。11日、厳正学氏が妻と買い物をするとき、友人の電話から「高弁護士がお見えになった」と知らされ、厳夫婦が戻る途中に、警察に拉致され、翌朝午前四時まで身柄を拘束されていた。その後、妻が釈放されたが、厳正学氏は未だに行方不明。台州の警察の話によると、厳氏が警察に連行されてから6日目になるという。

1月18日高弁護士が事務所オフィスで(大紀元)

また、16日に行方不明となった高智晟弁護士の助手・温海波弁護士が自宅に軟禁されたことが、17日午前10時に確認された。残り二名の活動家の行方がいまだ不明のままである。

本来、人権擁護リレーでは、毎日のハンスト参加者が二人の予定であったが、今月15日に、中共当局がハンスト参加者に施した弾圧に抗議するため、断食人数が急激に10の省まで発展し、42人が参加した。16日になると、53人がハンストに参加したとの情報が、インターネットの人権擁護ハンスト・リレーサイトで確認された。

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