広東省汕尾虐殺事件:困窮する村民ら、物乞いで抗議
【大紀元日本2月22日】中国広東省汕尾市東洲村で昨年12月6日、武装警察が農地の強制収用に抗議する村民たちを射殺する事件が発生した。事件直後、中共政権が事実を完全否認したが、BBCやAFP通信などの国際メディアが相次ぎ真相を報道したため、後に当局は集団虐殺の事実を渋々認め、しかし偽装工作を仕掛け武器を持たずに平和抗議する村民は「暴徒」と名づけ、銃を持つ武装警察の射殺行為を正当化しようとした。さらに村民代表らを全国指名手配する一方、情報を厳しく封鎖し、逮捕者の拷問や、電話盗聴、内部スパイの設置、金で遺族の口を封じるなど様々な手段を講じてきた。このような緊張する情況の中で、70日間以上が経ち、旧正月前から中共政権の打圧がさらにエスカレートになり、ついに村民たちは我慢の限界に達し、2月18日虐殺された村民の遺族らは、村で物乞いによる抗議をした。
1月24日、中国の旧正月を前に、虐殺事件で負傷し、入院治療している村民は全員病院から追い出された。それに加え、正月明け早々、現地政府は村民を逮捕拷問し始めた。
2月18日午前8時ごろ、虐殺事件の死者の遺族、行方不明者、負傷者、逮捕者の家族たちは、親を亡くしたり、生活が窮地に陥ったりした十数人の子供を連れ、東二村の道沿いで物乞い抗議を始めた、多くの家族は悲しみを抑えきれず号泣した。当局に公正を求める声も上がった。
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