【季節のテーブル】湯上りの風花
露天のお風呂に浸かりながら、囲炉裏の焚き火に吸い込まれてゆく風花の、落下狼藉のごとくまばゆく燦々と降り急いでゆく姿を眺めていますと、焚き火の火の粉と溶けあい天下る雪の水が一つとなる≪火・水≫(神)ごとの「刹那」があらわれいずるのを目撃しているかのようです。そしてチックタックボーンと梵鐘が鳴り響く刹那の音が、どこからともなくborn、bornと生まれて散り急ぐ風花のあわれに冬の季節ひとしおの感を深くするのです。今しも湯上りのぬくもりに風花がまとい降りてきて、冷やりとした冷たさが身に凍(し)みると、冬の音連(づ)れに今年も巡り会えた幸せを感じるのです。
さて1989年2月9日は手塚治虫さんが亡くなった日です。昆虫少年の情熱が名作「火の鳥」を生み、「アドルフに告ぐ」を世に送りました。オサムシ(治虫)が遺したこの2冊のMangaを雪明りの2月の枕にして、湯上りの刹那の冬の一夜を過ごしてみてはいかがでしょう。
関連記事
生姜は冬に役立つ食材ですが、使い方によっては体の温かさを外に逃がしてしまうこともあると考えられています。酢と火の入れ方を工夫した、生姜焼きの一例を紹介します。
三日坊主で終わる目標を、今度こそ「続く習慣」に変えたい人へ。意志力に頼らず、自分自身の心理を味方につける発想とは? アイデンティティ・言葉・感情の3つから、無理なく変わり続ける実践的ヒントを解説します。
立春は、体が冬から春へ切り替わる途中にあります。不調が出やすいこの時期は、無理に補うより、季節に出回る食材を使い、体の流れを整えることが助けになると考えられています。
外遊びはただの気分転換ではありません。骨や免疫、集中力や心の強さまで育てる理由を科学的に解説。安全と成長を両立させる、親が知っておきたい屋外遊びの本当の価値がわかります。
毎日飲むコーヒー、その一杯は本当に安心ですか。健康効果の裏に潜む化合物とリスクを整理し、選び方・淹れ方で不安を減らす実践的なポイントを、研究結果をもとにわかりやすく解説します。