北朝鮮美女応援団21人、帰国後に投獄

【大紀元日本3月2日】脱北者の証言によると、韓国を数度歴訪した北朝鮮美女応援団の一部が強制労働収容所に監禁されている。帰国後、国外での見聞を国民に漏らさないとの誓約に違反したためだという。中央社が伝えた。

「朝鮮日報」は2月17日、脱北者の情報を引用し、美女応援団の21人が去年11月頃、「大興強制労働収容所」に収監されたと報じた。「大興強制労働収容所」は、罪科の重い経済犯・政治犯を収監しており、咸鏡南道端川市剣徳地区に位置、高山や断崖が林立する荒涼とした炭鉱地帯であるという。

情報によると、美女応援団は、北朝鮮を出国する前に、毎回「敵陣では、金将軍の戦士として必ず戦いに勝利する」「帰国後、如何なる人にも韓国での見聞を語らない」、「誓いを遵守しなかった場合、如何なる処罰でも受け入れる」などを誓うことが要求されているという。

また美女応援団は出身が良好の大学生や、宣伝隊隊員、芸術学校の学生などで構成され、韓国では大歓迎を受けていただけに、この情報が伝わった後、韓国国民から金正日政権による人権侵害を譴責する声が高まった。一方、このような情況を無視する盧武鉉大統領も批判の的となった。

北朝鮮当局は、2002年9月に釜山アジア大会を始め、2003年8月大邸夏季ユニバシアード、2005年9月仁川アジア陸上選手権に大量の美女応援団を派遣、各国メディアの注目を集めた。

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