台湾当局、史上最大の地下銀行「華源昌」を摘発検挙

【大紀元日本3月14日】自由時報によると、台湾の検察・刑事当局は9日、史上最大の不正資金洗浄集団「華源昌」を一斉検挙し、内幕をさらに明らかにした。「華源昌」犯罪集団は、不正資金を洗浄していただけでなく、台中間で闇為替をする最大規模の地下銀行であるとされており、華源昌のルートが切断されたことによって、もたらされる影響が注目される。

「華源昌」犯罪集団の内情を知る者によると、台湾企業が中国から台湾へ送金する際、規定により香港または第3国を通じて行われなければならない。また、台湾から中国へ送金する際も同様で、これまで、台中間の送金において、日数がかかる上、政府の厳しい検査による懲罰を受ける可能性があった。この現状を背景に「華源昌」犯罪集団の地下銀行が生起した経緯がある。

情報筋によると、「華源昌」犯罪集団が地下銀行として、台湾・中国間で為替送金する月間総額は、100億台湾ドル(邦貨、約350億円)にのぼるという。流れとして、台湾企業または個人が人民元を両替する際、当点xun_ラ替レートで台湾の「華源昌」銀行口座へ入金、即日に中国「華源昌」犯罪集団が人民元を領収する仕組み。「華源昌」犯罪集団は同時にネズミ講を利用して顧客から搾取、一件毎の送金手数料を1~3%と高利に設定、両面で利鞘を稼いでいた。

報道によると、「華源昌」犯罪集団は台湾、中国の地下為替市場の約50%を占めており、同集団の検挙後、中国に現地法人を設けている台湾企業は、中国現地から台湾への送金問題が生じ、経済問題は深刻であるとみられるが、どこまで悪影響を及ぼすかは、現時点では推測しがたいという。

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