章天亮氏:中共崩壊の転換点は、脱党者数1400万人

【大紀元日本3月19日】12日午後、全世界脱党サービス・センターと『大紀元時報』は米国首都ワシントンのリンカーン記念堂前で集会を行い、中国大陸で共産党から脱退した900万人の勇気ある壮挙を声援、沈陽市蘇家屯・強制労働収容所での法輪功学習者虐殺事件に抗議した。

集会で、全世界脱党サービス・センターの発起者・李大勇博士、中国民主運動海外連合会議主席・魏京生氏、世界大紀元グループ副総裁・李継光氏、「自由中国運動」米国現地発起人兼代表ジョン・ヒュ-ゴ氏、労働思想改造救済基金会執行主任・呉弘達氏、ワシントン地区ベトナム同郷会総会長・ユン・タン氏、ヒューマン・ライツウォッチのティム・クーパー氏、ラオス民主連合組織・事務総長などが講演を行った。大紀元時報コラムニスト・章天亮氏は講演の中、中共崩壊のタイムテーブルを特殊な視点から分析、「脱党者1400万人が転換点」として、来場者の注目を集めた。

演説の中で、章氏は、中国の人権弁護士・高智成氏の例で説明、三度の公開書簡後、中共が特務機関員を派遣、10人で充分な監視活動に100人投入した事実に注目、中共自体の内政自治能力に対し「自信を喪失している」と指摘し、1984年6月4日に生起した「天安門事件」についても言及した。当時、天安門の鎮圧行動には人民解放軍1万人で充分であったが、_deng_小平・当時総書記は異なる軍区から野戦軍30万人を召集して投入、「作戦行動に1万人、これを監視牽制するのに29万人」と指摘、事件の内幕を暴露した。

章氏は、これらの事実から、脱党者1人には中共監視員100人が必要と仮定計算、現在の脱党者数900万人には監視員9億人が必要で、中国の人口14億人から逆算すると、脱党者1400万人が中共崩壊の転換点であると分析した。また、現在の中共幹部が、国内公金を横領、中南米に不動産を購入して海外逃亡を企てている事実を譴責「中共に葬られた魂8000万人の亡骸が許さない」と述べ、

蘇家屯強制労働収容所での虐殺事件は中共罪状の生き証人を抹殺する行為であるとし、共産党、共産主義青年団、少年先鋒隊からの脱退を呼び掛けた。

(ワシントン=ナンシー)
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