中国国有企業の損失は1026億元 史上第二のピークに
【大紀元日本3月29日】中国国家統計局のデーターによると、昨年の中国国有企業の損失額が1026億元に達しており、前年同期比で56%増加した。この損失額は、1998年において巨額の損失が発生した当時の水準に接近しており、史上第二のピークとなっている。
北京の「経済参考報」の報道によると、中国国家統計局高級統計師江源が、現在の中国国有企業の利潤の下落の主な要因は4つあると分析した。第一が、製造コストの上昇が比較的早いことである。昨年、国有及び国有持ち株企業の売上収入は、対前年比で20・5%増加したが、他方、売上原価は22・8%増加しており、後者が前者を2・3%上回っているという。
江源氏によると、エネルギー、原材料価格が大きく値上がりしており、川下の企業は、コスト急上昇の巨大な圧力を受けている。39分類の産業のうち、29の産業において、売上原価の伸びが、売上収入のそれを上回っており、半数の産業において利潤率が下落している。とりわけ、自動車、化学、電子等規模が比較的大きい利潤率の下落が顕著である。
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