「ローリングストーン」誌中国語版、中国で停刊処分

【大紀元日本4月1日】流行音楽のバイブルとされる米「ローリングストーン」誌の中国語版は3月4日に中国で創刊号を発行したが、1ヶ月もたたずにこのほど当局から停刊処分を受けた。政府関係者は、停刊の原因は正式の登記手続きを行っていないとしているが、同誌の編集長は停刊について、政府側の通知を受けていないと、コメントを控えた。

政府関係者の情報によると、同誌の不法発行に対して、当局はすでに一度警告をしたという。中国の出版物は許可制であり、手続きが煩雑でかなり時間がかかるという。特に、外国の名称がついている場合は、さらに時間がかかるという。

「タイムズ」紙によると、「中国のロックンロールの父」と呼ばれる崔健氏が同創刊号の表紙に飾られたことが、中共側の反感を買った可能性があるという。崔氏は1989年の天安門事件当時、歌で学生たちを応援したため、中共に歌手活動を禁止された経緯があった。また、同誌が反文化の路線であることも、管轄機関から警戒されているという。

深セン市在住のジャーナリスト朱建国氏は、中共は来年の第十七回全人代が成功裏に行われるために、最近、国内のメディアに対する統制を強化し、相次いで新聞を停刊処分し、学術系ウェブ・サイトを閉鎖していると分析した。

また、約1ヶ月前に、キリスト教の家庭教会の会合と人権派弁護士・高智晟氏のドキュメンタリーを制作していたドキュメンタリー・フィルム製作者・呉皓氏は、当局に勾留されたばかりで、まだ解放されていないという。

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