中国:3月に臓器移植が急増、証拠隠滅のためか

【大紀元日本4月8日】中国遼寧省瀋陽市に設置されている秘密収容所に監禁される法輪功学習者が、生きたまま臓器を摘出され、手術後の遺体が焼却されるという事件で、中共は証拠隠滅のためにこのほど、集中的に虐殺を行い、移植手術を大量に行っているという事実が証言により明らかになった。

法輪功関連サイト「明慧ネット」に掲載された「緊急公告」 によると、蘇家屯などの地下秘密収容所の証人となる法輪功学習者たちはひそかに移送され、常に虐殺されており、同時に大陸の一部の病院では、臓器移植の手術が倍増しているという。中国における大掛かりな臓器ビジネスの裏幕が国際社会に暴露され、中共は証拠隠滅のために秘密収容所の人たちを大量虐殺している可能性が高いという。

「緊急公告」 を発表した「迫害を調査する連合委員会」によると、2006年3月初旬にこの事件が国際社会に暴かれてから、瀋陽市にある地下秘密収容所が3週間以内に直ちに移転を行ったという。また、中国大陸の一部の病院および移植センターでは、短期間でこれまでより多くの臓器移植手術が行われている。報告によると、黒龍江、遼寧、吉林、北京、天津、河南、河北、湖北省武漢市、湖南、上海、浙江、雲南、安徽、陳西、新疆などの省、市、自治区の病院および移植センターでは、病院スタッフが最近急増した臓器移植手術のために夜遅くまで勤務しているという。

臓器移植をするなら、今のうち

「連合委員会」によると、病院側は調査員に、臓器移植をしたいなら早いうちに来るように、早ければ2点xun_ネ内に、患者に合う臓器を手配することが可能であると話したという。更に病院側は、「今ある分が無くなれば、臓器の提供が難しくなる」と明かした。

法輪功への集団迫害を調査する国際民間組織「追査国際」(WOIPFG)の調査によれば、天津第一中心病院では3月、突然臓器移植手術の件数が激増したという。

「連合委員会」は、これらの状況から、全国36ヶ所の「臓器摘出のための秘密収容所」に拘束されている人たちは、証拠隠滅のために大量虐殺されている可能性が高いと結論付けている。

「連合委員会」によると、瀋陽市近郊の蘇家屯地区にある大型秘密刑務所の存在が報道されてから、中共はいち早く「人体器官移植技術臨床応用管理臨時法案」を公布した。過去数十年間、中共の指導の下で行われてきた死刑囚からの臓器摘出は、国際社会から人権上の問題を指摘されており、臓器売買を禁ずるとした同法案は、表向き体裁を整えるためであると連合委員会は指摘する。この法案が実施されるのは3ヵ月後の2006年7月1日からで、犯罪の証拠を処分するのに十分な時間を残したと連合委員会は強調している。

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