清朝・乾隆帝時代の逸品、香港の競売で落札

【大紀元日本4月18日】清朝・乾隆帝が愛用した宝刀「宝騰」や、着用した竜の模様入りの長着など43件の逸品と200以上の磁器と工芸品が、オークションに出品され、香港サザビーズ社は、4月9日、10日の2日間香港会議展覧センターで競売を主催した。会場には約3百人の収集家が集まり、熱く競い合った。

結局、43件の逸品はすべて落札され、競売総額は1億8千万香港ドル(約27億円)に達した。そのうち宝刀「宝騰」は4千6百万香港ドル(約6億9千万円)で落札され、つづれ織りの雲竜紋様の甲冑は1千4百万香港ドル(約2億1千万円)、両方とも清朝の同類の工芸品の世界競売記録を更新した。一方、乾隆帝が着用し、約一万個の真珠が嵌められている竜の模様入りの長着を、東アジアの収集家が1468万香港ドル(約2億2千万円)で手に入れ

つづれ織りの雲竜紋様の甲冑(左)(AFP/Getty

乾隆帝が着用した竜の模様入りの長着(中央社)

た。

宝刀「宝騰」は乾隆帝の命令で鋳造された逸品で、全部で計90本、「天、地、人」の三組と分類され、それぞれ30本があり、取手には番号と「乾隆御製」の文字が刻印されている。すべて北京と台北の故宮博物館に収蔵されており、今回出品された「天組」の17番宝刀だけが市場に流されたた

磁器(AFP/Getty Images)

磁器(AFP/Getty Images)

龍の模様が彫刻された羊脂の白玉 (中央社)

「天組」の17番宝刀・「宝騰」(中央社)

め、非常に貴重である。

関連記事
香港では「国家安全法」を導入したことで、国際金融センターとしての地位は急速に他の都市に取って代わられつつある。一方、1980年代に「アジアの金融センター」の名声を得た日本は、現在の状況を「アジアの金融センター」の地位を取り戻す好機と捉えている。
メディアのスクープ話が世の中を動かす。特に最近は「文春砲」など週刊誌メディアの元気が良い。同時に報道のありかたが問われている。国が国民の幸福を奪うことがあったら、ある程度、国家権力の作ったルールを逸脱する「反社会性」を持ち、戦わなければいけない時がある。記者は反社会的な面を持つ職業で、メディアは反社会性を持つ企業なのである。
米空母、台湾防衛態勢に 1月29日、沖縄周辺海域で日米共同訓練が挙行された。日本からはヘリコプター空母いせが参 […]
上川陽子外務大臣は、パナマ在留邦人及び進出日系企業関係者と昼食会を実施した。日・パナマ間の経済分野における協力の可能性や課題、教育などについて、意見交換を行った。
2月23日午後、上川陽子外務大臣はパナマ運河視察を行った。日本が主要利用国であるパナマ運河の安全かつ安定的な利用環境確保に向けた連携を維持すると表明