黄砂に覆われる北京、砂漠化による損失は甚大

【大紀元日本4月21日】中国の北部は16~17日にかけて、ここ6年で最大規模の黄砂が発生、約2億人が影響を受けた。新華社によると、大気に砂が舞い上がって、地面も車も砂埃に覆われていたという。通行者はマスクをしたり、女性たちは彩りのスカーフで顔を被いかぶせたりした。今回は、北京で降った砂塵の総量は30万トンを超すとみられる。

北京は16日の夜から、モンゴルの気流の影響で、南西部よりの風が吹く込み、中部モンゴル境界の砂嵐が発生したことによったもので、北京環境局は、今春に入って8回目の砂塵現象であるとし、もっとも深刻であると示めした。

17日の気象衛星観測結果によると、北京、天津、山西省北部、河北省の大部分の地区、山東省北部および勃海地区を及ぶ広範囲の砂塵現象が発生した。今回の砂塵は内モンゴルの西部および中部、甘粛省の部分地区、寧夏地区の局部が影響を受けたという。

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