北朝鮮拉致被害者家族、ブッシュ米国大統領と面談

【大紀元日本4月30日】日本人拉致被害者の、横田早紀江さん(70)ら家族は28日、米大統領官邸でブッシュ大統領と面会、ブッシュ大統領は北朝鮮政権の非道を譴責した。

ブッシュ大統領は、横田氏と面会後、最も感慨の深かった面談と表現、横田氏の実娘・めぐみさんは、1977年当時13歳で北朝鮮工作員によって拉致され北朝鮮に連れて行かれた。

ブッシュ大統領は、米国人には想像できない事態で、拉致は国家指導者としてあるまじき行為と指摘、もし北朝鮮が世界から尊敬されたいのなら、人権と尊厳を尊重し、拉致した娘を母親に返さなくてはならないと明言、世界の警察官としての面目を躍如した。

面談には、2002年の瀋陽日本領事館駆け込み事件で救出された北朝鮮家族の一人、ソンミちゃんも同席、大統領は面談前にソンミちゃんを抱きかかえ、人権擁護大国・米国の立場を世界に向けて発信した。 

27日には、横田さんは米議会公聴会でも証言、これにあわせて米シークレット・サービスなどの政府情報関係者らが、北朝鮮の偽造ドル紙幣、偽造ブランドタバコ、不法薬物密輸出などの国際経済犯罪について報告、首謀者は国家指導者(金正日)と発言して注目を集めた。

北朝鮮は70年代から80年代にかけ、拉致した日本人をスパイの訓練教官として使役、これを認め日本人拉致被害者5人を日本に帰したが、日本政府はさらに情報公開するよう北朝鮮政府と交渉を継続している。

関連記事
人気オンラインゲーム「アクシー・インフィニティ」ソフトウェアに対するハッカー攻撃で6.15億米ドル(約780億 […]
[東京 24日 ロイター] – 海上保安庁は、防衛省の情報として、24日午後に北朝鮮から発射された […]
[ジュネーブ 21日 ロイター] - 国連のトマス・オヘア・キンタナ北朝鮮人権状況特別報告者は21日、北朝鮮に対し、政治犯収容施設で劣悪な環境に置かれた多数の人々を解放するよう呼び掛けると同時に、国際社会に核問題とともにこの問題を取り上げるよう促した。 キンタナ氏は、2014年の国連調査で最大12万人が収容施設で拘束されていることが判明したとし、その後も施設に関する報告を受け続けていると述べた。
[東京 11日 ロイター] - 松野博一官房長官は11日の閣議後会見で、北朝鮮による一連の軍事的な行動について、日本や国際社会の平和と安全を脅かすものであり、断じて容認できないと述べた。 防衛省は11日、北朝鮮が2月27日と3月5日に発射したミサイルを米政府と連携して分析したところ、いずれも大陸間弾道ミサイル(ICBM)級だったことが分かったと発表した。当該ミサイルの最大射程での発射試験を行う前に
[ソウル 4日 ロイター] - 米国の北朝鮮研究サイト「38ノース」は4日、商業衛星写真を基に、北朝鮮の寧辺(ヨンビョン)核施設の活動が活発化しているとの見方を示した。 核分裂性物質の生産が行われているほか、施設拡大に向けた基礎工事が進められており、近く実験用軽水炉(ELWR)の稼働が始まる可能性があるという。ただ、プルトニウム抽出のために使用済み核燃料を再処理する放射化学実験室の能力拡大に向けた