米誌「タイム・マガジン」:世界でもっとも影響力を持つ人物100人

【大紀元日本5月4日】米週刊誌「タイム」の5月1日号で、世界でもっとも影響力を持つ人物100人が発表された。日本からは小泉純一郎首相が選ばれた。

「タイム」誌は、世界より100人のもっとも影響力のある人物を選出し、さらにそれぞれの貢献領域によって、「英雄および先駆者」「指導者および革命家」「科学者および思想家」「創造者および強力な有識者」「芸術家およびエンターテイメント関係者」の部門に分けている。

「指導者および革命家」の部門では、日本から小泉首相が、中国からは温家宝首相が選ばれた。小泉首相は「古い日本を大改革した首相」として、歴代に見ない率直でさっぱりしている面白い人物であると評された。一方、温首相は中国における経済改革および成長を支持すると同時に、社会の平等を推進するために、国家に無視された人々に対して重視するように主張したことが重要な理由であるとしている。なお、米ブッシュ大統領およびライス米国務長官も同項目に入選した。

ライス国務長官とともにランクインしたブッシュ大統領(Getty Images)

また、「芸術家およびエンターテイメント関係者」の部門では、李安氏が唯一入選した華人である。同誌は、中国大陸の女優・章子怡(ジャン・ツーイー)氏の談話を引用し、「李氏が撮影を行う際、必ず文化の境界線を取り除き、全世界の人々が理解できる深さのあるものを創る」と評価した。

それ以外に、中国国米電気の黄光裕氏が「創造者および強力な有識者」の部門で選ばれ、中国の強制的な堕胎に反対していることで有名な陳光誠氏は「英雄および先駆者」の部門で入選している。

陳光誠氏は中国の人権擁護者として中国国内では有名だ。盲人でありながら、陳氏は長年にわたり身体障害者の人権を守るために尽力した。また、ここ数年間、陳氏の人権擁護範囲が他の領域まで拡大され。特に今年に入ってから、陳氏は、山東省臨沂市で発生した暴力で人民の生計を奪う問題を暴露し、関係者の権利濫用行為および数多くの被害者権益を守ったことに重要な働きを果たしたことも評価された要素であるという

中国の人権擁護者陳光誠氏

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