陝西省で9人の子持ち夫婦が発覚、関係職員13人を処分

【大紀元日本5月8日】中国陝西省で9人の子持ち夫婦が発覚したために、「一人っ子政策」の条例に違反、地方の関係職員11人が解雇された。陝西省で発覚した当案件では、さらに関係職員2人が逮捕されたという。女性は関係職員を買収、23年間に渡り9回の出産を見逃してもらったという。

BBCによると、茨沟鎮の関係職員2人が拘置、領導責任者の鎮党委員会書記、鎮長ら11人が免職、党紀政紀により処分された。夫婦は、茨沟鎮鞍村の村民、張雲慶と唐国英で、当時16歳の1982年から不法同棲、2005年12月までに9人を出産、内2人は夭折、女児2人を親戚に養女に出したという。

中国の一人っ子政策は70年代に発令され、中国の人口を統制してきたが、特に辺境の地域で、関係職員への賄賂が横行、法律逃れの温床になっているという。現在、中国には13億人の人口を抱えるが、戸籍を持たない「闇児童」の問題が指摘されている。 

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