「中国農民調査」著者:「ドイツは中国民主活動家の状況を重視している」  

【大紀元日本5月23日】中国9億人の農民の貧困状況を描く「中国農民調査」の著者である陳桂隷氏夫婦は、民間人権活動家二人と一緒に、中国を訪問中のドイツ・メルケル首相と22日夕方、北京のドイツ大使館で面会することになった。陳氏夫婦は著書の中で、中共の地方政権の腐敗と農民が置かれている悲惨な状況を暴露したため、国内外で大きな反響を引き起こし、後にこの本の出版禁止が命じられた。そして、メルケル首相と面会する前に、陳氏は取材を受け、一連の内情を明かした。

まずは、陳桂隷氏は今回のドイツ首相と面会に至る経緯などを説明した。それによると、駐北京ドイツ大使館の関係者が陳桂隷氏に電話連絡し、首相が訪中する際に、彼らと接見したいとの意向を伝え、意見を伺った。陳桂隷氏夫婦はすぐにこの提案を受け入れ、北京に駆けつけたという。

今回、一緒に面談に参加するほかの2人は、韓会敏と魏偉の両氏である。韓会敏氏は都会に出稼ぎに来た女性を支援する団体を立ち上げ、魏偉氏は出稼ぎの農民の人権を守る組織「小小鳥」を結成した。共に農民問題に関心がある人権活動家である。

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