ドイツ公安当局、W杯で警戒態勢

【大紀元日本6月7日】ドイツ政府はW杯開催に先立ち「ドイツはお客様を歓迎します」としているが、正確に言うと不安でおののいているようだ。ドイツ内務省は、W杯に観客320万人の来場を予期しているが、ドイツ内でのビザが必要な出場国11カ国では、6月初めの時点で45,000人しかビザの申請をしていないという。BBCが伝えた。

一カ国につき3万枚のチケットが割り当てられているため、ドイツ外務省は滑り込みラッシュを予測している。最も熱心なファンはウクライナで、トーゴからの申請はほとんどないという。

サッカーファンを歓迎する一方、ドイツ公安当局にとっての頭痛の種は、「好ましくない人種」をどう排除するかで、テロリスト、フーリガン、人さらい、売春婦、違法滞在者を取り締まりの対象としている。

ドイツ国境は延べ3,757㎞でヨーロッパ最長。近隣諸国との自由通行協定発行を延期し、デンマーク、オーストリア、フランス、ベルギー、ルクセンブルグ、オランダとの国境では、パスポートチェックを再び実施するものとみられる。 

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