イラク・アルカイダ組織、ザルカウィ司令官の後継者を指名選出

【大紀元日本6月14日】アルカイダ組織は12日、ウェブサイトで、内部の諮問評議会とチグリス・ユーフラテス河流域のアルカイダ組織が合意して、ザルカウィ容疑者の後継に「シェイク・アブ・ハムザ・アル‐ムハジェ」を指名選出したと発表した。新指導者の名前に移民を意味する「ムハジェ」がついていることで、アラブ系の移民であるとみられる。しかし、同声明の真偽はまだ確認されていない。

イラクのアルカイダ組織は11日、ザルカウィ容疑者の殺害に報復するために、米軍を標的に大規模な攻撃を行うと声明発表、一方の駐留米軍は12日にも空爆を敢行、バラドで5人、首都バクダッドで16人の戦死者を出し、首都近郊のバクバでは、アルカイダ関係者7人とともに子供2人が死亡した。

ウィリアム・コールドウェル米陸軍大将は、「子供が死亡したことは非常に遺憾であるが、反乱勢力が米軍兵士を攻撃する小屋に一緒に隠れていたので仕方が無かった」と弁明した。

「イラク聖戦アルカイダ組織」指導者アブムサブ・ザルカウィ容疑者は7日、米軍の空爆で死亡。目撃者によると、負傷したザルカウィ容疑者は米軍らに胸部を激しく蹴られて死亡したという。しかし、駐イラク米軍は12日、ザルカウィ容疑者は空爆の衝撃で肺がひどく損傷を受け、約1時間後に死亡したと遺体の検死結果を発表した。米軍のスポークスマンは、ザルカウィ容疑者の遺体から銃撃または殴打による傷跡はないと表明した。また、検死官のジョーンズ軍医(大佐)は、DNA鑑定により遺体が同容疑者本人と最終確認した。

(記者・許恵安)
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