安全・有効なダイエット法

【大紀元日本7月1日】美しい体のスタイルを維持し、健康な人生を享受することは、多くの人の求めている人生の目標である。そのために、ダイエットを実行している人は少なくない。最近、イギリスでは新しいダイエット法を導入して、高繊維、高蛋白質の摂取を強調している。12週間で平均9キロの体重を減量することができ、かつ健康状況の改善にも効果的であることから、多くの人に愛用され始めている。

このダイエット法は、オーストラリア政府から支援を受けた科学技術と工業研究機構(CSIRO)により開発されたものである。このTWD(Total Wellbeing Diet)と名付けられたダイエット法の特徴としては、研究者が発見したことだが、毎日適量の鶏肉、魚などの蛋白質を摂取すれば、空腹感を抑制しやすいと同時に脂肪の消耗を促進でき、更に食物繊維の多い野菜と果実を加えて、一定量の運動と合わせることで、短期間に減量の目的を果たせることである。

TWDダイエットは、毎日300グラムの蛋白質を摂取することを推奨している。蛋白質源として、皮を剥いた鶏肉、魚の身、卵、さやの豆、豆腐および低脂肪の乳製品が挙げられる。その他に、毎週必ず2回の夕食に200グラムの魚を食べて、1回の夕食に皮と脂肪を取り除いた100グラムの鶏肉を食べ、毎週4回200グラムの赤身の肉(牛肉、ヒツジの肉)を食べることを勧めている。

朝食には、全粒粉のパン、あるいは繊維の多いトウモロコシ、オート麦、低脂肪の牛乳あるいは低脂肪のヨーグルトを食べる。それと、毎日必ず250グラム以上の野菜を食べることが重要だ。野菜は、アスパラガス、ブロッコリー、カボチャ、シイタケなどから選べればよい。しかし、サツマイモは避けるべきである。

TWDダイエット法のもう一つの特徴としては、ダイエット期間中に毎週2杯ぐらい赤ワインを飲んでもよいし、普段好きなコーヒー、カカオなどを自由に飲める。もし口が寂しくて我慢できなければ、毎週40グラムのチョコレートを食べることもできる。他には、唐辛子、カラシ、ニンニク、生姜、あるいはその他の香辛料も構わない。

TWDダイエット法には、過去8年間の実験結果から見れば、高繊維と高蛋白質の食事でほとんど不良反応がなく、ダイエット中の空腹感を無理に我慢する必要もない。かつ栄養バランスが取れているので、体力も維持され、血糖の水準を正常に維持することができる。そして栄養失調による心臓、血管疾病を起こす心配がなく、安全かつ有効なダイエット法として評価されている。

(中央社=ロンドン・黄貞貞)
関連記事
アレルギーは多くの人々の健康問題となっています。環境中にはさまざまなアレルギー原が存在しますが、日常の健康管理や症状の軽減にはどのような対策を取れば良いでしょうか?
HPVワクチンは、子宮頸がん予防の主な手段として医師から推奨されており、医師をはじめ多くの人々がリスクは存在しないと信じていますが、本当にそうでしょうか?HPVワクチンの一種であるガーダシルに関して検証します。
人の腸内には微生物が生息しており、主に細菌と真菌で構成されています。これらの微生物は人体の生理的プロセスとバランスを調節しています。ますます多くの証拠が示すには、腸内微生物群の変化はCOVID-19の感染進行、重症度、そして後遺症と関連があります。
清朝(1644-1911年)は、中国最後の統一王朝で、満州族により統治されました。末期の数十年には、軍事的敗北、内紛、経済の疲弊が次々と襲いかかりました。
道教で用いられるハタキは、動物の毛と麻を合わせたもので、木製の柄がついています。道家の道士や僧侶は、ハタキを携えて修業の旅に出ます。