スズキ、ハンガリー生産能力を08年に30万台へ拡大

スズキはハンガリー工場の生産能力を2008年までに現在の年17万台から30万台に増強する。欧州での新型車の販売好調に、現地生産の拡大で対応する。

まず、従業員数を来年1月をめどに現在の2500人から3500人に増やして現在の1ラインをフル稼働にする。08年までに50億─80億円を投じて、生産ラインを2本に増やす。欧州で3月に発売した小型SUV(スポーツ多目的車)「SX4」などの販売好調だが「日本の生産はスイフトの販売が好調のためタイトになっている」(小野浩孝取締役)ため、現地生産で対応する。

SX4は4日、日本でも発売した。小型車「スイフト」とSUV「エスクード」に次ぐ同社の3車種目の世界戦略車で、伊フィアットと共同開発した。ハンガリー工場で生産した車両を、スズキとフィアットがそれぞれ欧州で販売している。

3月の発売当初、ハンガリー工場でスズキ向けに年4万台、フィアット向けに年2万台の生産を計画していたが、予約注文が5カ月待ちになるなど売れ行きが好調なため、計画自体をスズキ向け6万台、フィアット向け3万台へと変更した。

日本でのSX4の販売は年1万5000台を予定している。

[東京 4日 ロイター] 

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