中国: 家庭教会の信者、死刑を科せられる
【大紀元日本7月9日】中共政権は5日、キリスト教家庭教会(「地下教会」とも称する) 「三班僕人」教派の主要関係者に、殺人罪などの罪で死刑判決などを言渡した。判決には物的証拠が乏しく、被告人たちの自供が断罪の決め手となっているが、被告人たちは法廷で、警察による拷問に耐え切れず自供してしまったと主張している。
自由アジアラジオ(RFA)の報道によると、「三班僕人」というキリスト教家庭教会には、約100万人の信者がおり、中国家庭教会の1つの教派である。その指導者の徐双富氏(男性60歳)は、14歳からカトリック教を信仰し始め、これまでに「反革命」や、「社会治安を騒乱する」などの罪で、2回にわたり有期懲役を科せられ、投獄されていた。また、伝教活動が違法行為と指摘され、幾度も強制労働収容所に監禁されていた。徐双富氏は1990年代初めに、「三班僕人」を結成した。
同教会の紹介資料では、「我々がある特殊な環境で生きている。政権者が公に無神論を宣し、最終的に宗教を消滅しようとしている。民衆に宗教の自由を与えるとしているが、キリスト教徒は、当局が管理している三自協会の宗教活動に参加することしか許されず、当局にコントロールされない一切の家庭教会は非合法とされ取締られている。我々は政権者を反するのではなく、我々の敵はサタンである」と書かれ、教会の信仰趣旨と組織構成など明確に紹介している。
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