胡錦濤「派閥」、十七大で中央政治局入り

【大紀元日本7月18日】2007年に開かれる中国共産党第17回全国代表大会(以下、十七大)は、胡錦濤主席にとって格別重要なものとなる。中共の第四世代指導者派閥の核心として、(旧江派の干渉を受けることなく)独立独歩の政策決定を開始する起点になり、同氏率いる「派閥」がその際、中央政治局入りを果たすものとみられる。

VOAによると、胡主席の側近の遼寧省委書記・李克強氏、中共中央統一戦線部部長・劉延東氏、江蘇省委書記・李源潮氏、四川省委書記・張学忠氏、山西省委書記・張宝順氏、重慶市委書記・汪洋氏等中共青年団派が政治局入りする候補として挙げられているという。

政治評論家・高新氏によると、十七大の重要な意義は、漸次的に形成された中共の指導層様式と関係すると分析した。高氏は、胡主席は第四世代指導層の核心として、独立独歩で政策決定する時期は十七大・十八大であるとし、第18回全国代表大会が世代交代期であるので、十七大がより重要であるとの見解を示した。

高氏の認識によると、中共は、現在既に利益集団になっており、これまで胡主席の派閥でなかった人も、同氏を支持すれば、「派閥」の一員になることができるという。また、中共青年団出身者は、皆が同氏の同調者であるわけではないと指摘した。

高氏は、十七大で新しく構築された政治局は、内政・外交路線は相変わらず中共全体の大局に従い、個性的な新規路線(を打ち出すこと)はないと分析している。

一方、外部が予測した胡主席の「派閥」人選のほかに、高氏は意外性を示す候補者として、北京市長の王岐山氏、及び太子党の重要メンバー薄熙来氏をも挙げた。

高氏は、中共十七大では、これまでと違った(後継者選出)様式を取り入れる可能性があるとした。すなわち、胡錦濤および温家宝の後継候補を同時に3-4人選出して政治局に入れ、十七大から十八大の過程で、最終的な後継者を決定するであろうと分析した。

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