中共に追従か、台湾・香港議員ら、シンガポールの「似非民主」を批判=法輪功訴訟で
【大紀元日本7月24日】昨年10月公共の場で中国の法輪功迫害を伝えるチラシを配布したことを“不法集会”として、また、今月21日中国大使館前で法輪功迫害を抗議したことを「中国大使館に対する侮辱行為」として、シンガポール政府は7月14日と21日、それぞれ9人と3人の法輪功学習者を提訴した。これら一連の事件は、中国の前副総理、法輪功迫害責任機関「6-10弁公室」リーダーの李嵐清氏がシンガポール訪問直後に行われ、シンガポール政府が利益関係から中共に追従した行為と見られ、国際社会から非難の声が上がった。シンガポールと同じく中国大陸以外の中華圏地域の香港と台湾の議員らが、親中共のシンガポール政府が民主の衣を被りながら、実際にはその民主・法制はすべて似非であり、中共が法輪功に対する迫害を海外まで及ぼし、中華人の名声を汚したと批判した。
台湾民進党立法会議員・林濁水氏が20日、14日シンガポール政府の法輪功学習者9人の提訴に対し、シンガポール政府が中共の法輪功迫害を海外まで及ぼし、世界での中華人の名誉を汚したと批判した。時事評論家・金恒偉氏も、この事件は李光耀政権が中共の機嫌を取り、自らの政権を固めようとするものであるという。
香港立法会議員・何俊仁氏は、中共政権に屈したシンガポール政府は最近、地元の法輪功学習者を弾圧しており、「シンガポール政府は実は、一党独裁の国である」と強く非難した。何氏は、シンガポール政府は、自身の統治する権力が脅かされると思われる人々あるいは団体に対して、非常に強硬な態度で圧力をかける。特に政府を強く批判した野党・民主党の場合は、政府の訴えで、破産宣告する窮地に陥った。また多くの弁護士が同じく政府を批判したことなどで、免許は取り下げられたことも多々あると何氏は指摘した。また、シンガポールのマスコミはすべて、厳しい検閲を受けている。国際メディアを含む関係者がシンガポール政府を批判すると直ちに訴えられるという。