中国:杭州のキリスト教徒、信者強制拘束に、ハンスト抗議

【大紀元日本8月8日】中国東部の数千人のキリスト教信者がこのほど、先月29日に杭州で50数人の信者が当局に強制連行されたことに抗議するために、ハンスト運動を行った。

香港の中国人権民主運動情報センターによると、7月29日、杭州蕭山区党山鎮で、約500人の公安職員が建築中のキリスト教教会を強制解体したため、3000人の家庭教会信者と衝突した。20人の信者が殴られ、負傷し、4人が重傷、50数人が拘束されたという。関係者によると、拘束された信者の中、未成年者もいるという。

8月3日、信者らはハンストで抗議、勾留された人々のために祈りをささげ、政府当局に一日も早く彼たちを解放するよう呼びかける声明を海外のサイトで公表した。

一方、官製「杭州日報」は、少数の者が真相の知らない民衆を扇動し、手続きを踏まずに党山鎮車路湾村の農民集合保有土地に、面積820平方メートルの不法建築物を強引に建てようとしたと報じた。

また、官製「新華社」は、29日午後、土地管理および都市建築部門の職員が同建物を取り壊す際、騒動を扇動した2人を勾留し、全過程において、衝突および死亡・負傷者は一切なかったと報じたという。

匿名希望の公安局職員はAFP通信社のインタービューに対して、当局は同件を処理中であると事件を認めた。また、同教会は「非合法」の建築物であり、政府または宗教事務局の許可を受けていないので、取り壊さなければならないと回答した。同職員は、信者たちの強制連行を否認した。

また、キリスト教信者の女性によると、地元のキリスト教信者は教会の建築を望んでいたが、当局は地価が高く、教会に適さずとし、工業用途にする意向を示したという。

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