中国福建・浙江省:大型台風で死者多数、情報封鎖の村も

【大紀元日本8月14日】50年ぶりの大型台風8号(中国名:桑美)は中国浙江、福建両省に多大な被害をもたらした。当局は台風による死者は数十人が出たと報道しているが、調べによると福建省の福鼎県沙埕港のみでも避難のため停泊していた数百隻の船は殆んど沈没し、死者がすくなくとも500以上いる。また、浙江省温州市蒼南県も被災が厳重、多くの村は台風後廃墟となった。当局は被災情報が外部に漏れないように、死者が最も多く出た村を閉鎖し、人の出入りも禁止したという。

避難漁船数百隻が沈没

新京報によると、12日午前9時に福建省福鼎県沙埕避難港では風はなぎ、波も静かだった。外海から絶えずに船が入港してきて、漁業に携わる親族らを捜しに来たという。被害にあった夫、息子、兄弟の多くは台風が過ぎてから行方不明になったという。

▶ 続きを読む
関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。