【ことばの豆知識】人気

【大紀元日本8月19日】「人気商品」「人気株」。流行語に疎い中国人なら、日本語のこのことばを見てもきょとんとするばかりでしょう。なにせ、中国語の『人気』に「人気」の意味はない(正確には、なかった)のですから。

以前このコーナーで扱った『元気』が本来、「万物が生まれ育つ根本となる精気」、つまり「元の気」のことだったのと同じく、『人気』も「人の気」、つまり「人の生気」だとか「人の気配」の意味で使われてきました。ところが、つい最近になって、『人気』が「人気」の意味を持つようになったのです。

日本語の「人気」も本来は、「人の生気/気配」の意味で用いられていたのですが、いつの間にか、「世間一般の気受け」の意味で使われるようになり、逆に、本来の意味が廃れていきました。

ところで、中国語の『人気』の「人気」の意味は、独自に派生したものではなく、日本語からの逆輸入です。日本の若者文化が香港や台湾で歓迎され浸透していく過程で、このことばも中国語として定着し、次第に大陸にも広まっていったということです。

『写真』や『宅急便』もそういったことばの一つで、これらのことばを見ていると、明治維新のころ日本人が作り出した「経済」とか「社会」といったことばを、当時清国から来ていた留学生たちが中国に持ち帰り、今ではまるで中国語起源であるかのように完全に中国語に溶けこんでいることが想起されます。

(智)
関連記事
イリノイ州に住む4人の子どもを持つ母親は、家計のやりくりをマスターし、たった1人の収入で6人家族を養っています。エイブリー・ファレルさん(26歳)と運送業に従事する夫のエリック・ファレルさん(30歳)は、伝統的な子育て方法を取り入れるグループの一員で、彼らのライフスタイルの中心は、経済的な慎重さと厳格な予算管理です。ファレルさんは、「ゼロベース」の予算を作ることは、副収入を得るのとほとんど同じ効果があると考えています。
クラシック音楽をよく聴くことは、灰白質の増加に繋がります。
バイオリンを奏で始めたとき、認知症の女性は口を動かし、まるで私の演奏を聴いてリズムに合わせようとしているかのように、目が輝いた。
フア・ムーラン(花木蘭)は、高齢の父親に代わって男装して戦場に挑んだ女性で、人気のある中国伝説のヒロインです。古代中国では、『木蘭詞』として記録されています。
焼き魚や豚の角煮などを作る際に火加減を調整するのを忘れると、うっかり鍋を焦がしてしまうことがあります。軽い場合は一部が焦げ、重い場合は鍋底全体に固くて厚い黒い汚れが付着します。