林保華: 2008年五輪招致で呑んだ、北京当局の人権改善措置は一体どこへ?
【大紀元日本8月20日】2008年北京オリンピックまで、あと2年となった。最近、北京では様々な活動を行っているが、実際、その目的は北京オリンピックを宣伝しながら、その開催に名乗り政治腐敗の醜聞を覆い隠しているのである。
北京当局が2001年に五輪を申請した際に、美辞麗句を並べ立てたことは記憶に新しい。多くの国と人々からの反対に遭ったため、北京政府はこれらの批判をかわすため、多くの条件を呑んだ。曰く、人権状況の改善、言論・報道の自由の保証、環境保護、等々である。5年後の現在、国際社会は当時の北京が承諾したことをどのぐらい実現したかどうか検討すべきである。しかし、現実的には我々が見ているのは、中国が承諾を実現していないだけではなくて、甚だしきに至っては当時の情況より更に酷いといえる。
中国の人権状況からすると、当時、北京五輪招致委員会の屠銘徳氏はAFP通信に対して:私達人権問題に対して十分に関心を持つ。同時にその方面での多くの進展をした。もし北京の五輪招致が成功すれば、オリンピックは中国の対外開放過程においての触媒になり、同時に経済、社会の進歩と人権と福祉を促進すると述べている 。しかし、アメリカの民衆も「インターナショナル・ヘラルド・トリビュー紙」へ寄稿し、オリンピックを中国で開催させるならば、北京政府が間違いなく、より一層罪のない平民を残虐に対応することになるとの意見を出した。
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