中国江西省:天安門虐殺事件犠牲者を追悼した僧侶に強制退去

【大紀元日本8月25日】「天安門虐殺事件」で犠牲になった学生らを追悼する法要を開いたため、中国江西省の僧侶聖観法師が24日、現地政府に脅迫を受け、寺から強制退去させられた。

人権団体・中国人権(Human Rights In China)によると、江西省宜春市化成禅寺の聖観法師は今年6月4日、北京や深セン、地元宜春市の居士(仏教の在家信者)などを集め、1989年の「天安門虐殺事件」で犠牲になった学生らを追悼する法要を開いた。

宜春市政府の何・事務局長と、宗教局の局長・楊旭氏らは8月19日、7、8人の公安関係者を連れ、化成禅寺に現れ、聖観法師に、「政府を代表して通達する。あなたは化成禅寺を離れなければならない。二つの選択がある。自ら寺から去るか、法的手段で強制的に寺から追い出されるかのどちらかだ」と通告した。

同日午後、宜春市公安警察2人が寺に現れ、理由も説明もなく、寺で仏教用品を販売していた女性の居士を強制連行した。この女性は9時間拘束された後に釈放されたが、彼女の証言によると、勾留の間、警官は彼女に暴力を振るい、聖観法師と不正な男女関係があったことを認めるよう脅迫したという。

ある中共幹部は聖観法師に対し、「女遊び、ギャンブルなど、何をしてもよいが、共産党に反対することだけは、断固として認めない」「政府の言うことを聞かなければ、良い結末がない」と述べたという。

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