【季節のテーブル】小さい秋見つけた

鈴虫や 澄む空に 盆の月

【大紀元日本9月8日】一説によれば、「お月様」は毎年10センチ位づつ、地球から遠ざかっているそうです。どんどん遠ざかってしまえば、やがて地球と離ればなれになってしまうのでしょうか?決してそんなことはありません。地球と一緒になるために再び手が届くほど、真ん丸いお盆のようなお月様で今しばらくはいて下さるはずです。

サトウハチロウさんが作詞した童謡に『小さい秋見つけた』があります。この歌を聴くと日本の秋が、百舌が囀る口笛の響きや北向きの部屋にこっそり入り込む秋のすきま風、入日色に輝く赤いはぜの葉の叙情の中に、小さくひっそり佇んでいるのが分かります。そして小さい秋を見つけに、私もお出かけしてみたくなるのです。紅葉狩りに明け暮れてみたり、お腹が空いたら秋刀魚を買いに急に出かけてみたり、鈴虫取りに草むらをさ迷っては、お盆のようなお月様を見上げる手ごろな土手を見つけて、うっとりと眺めてなどしてみたいのです。

秋空は馬肥ゆるほど澄み切って高々と、豊かな収穫をどっさりと私たちにもたらしてくれるのが、子ども心にお腹一杯嬉しくて、小さな秋をもっとさがしてみたくなるのです。

秋に生まれてくる人は幸せです。秋に生まれた人は若々しい息吹を地球にもたらすからです。秋に去ってゆく人は清らかです。冬をくぐり、新生の春に憧れの息吹を贈って寄越すのです。私たちの小さい秋の収穫は、春の目覚めの中でいつも蘇るのです。

(イザヤ・パンダさん)
関連記事
腋臭症は病気ではありませんが、脇から異臭が発生することは非常に恥ずかしいです。そのため、台湾の専門医が大紀元の読者に対して予防と治療方法を提案しています。
人はどのくらい長生きできるでしょうか?また、どのくらいの年齢まで働くことができるでしょうか?今年7月で101歳の誕生日を迎えるアメリカの神経科医、ハワード・タッカー氏(Howard Tucker)は、1947年から医師として活動を始め、最近まで診療を続けていました。
ジェシカ・ハンナさんは亡くなりました。彼女は3年前に末期がんと診断されたにも関わらず、自分の赤ちゃんを中絶することを拒否し、病気と治療に立ち向かいながら、健康で幸せな息子を出産しました。
私たちの呼吸ほど、私たちの心と体に直接的かつ強力な影響を与えるものはありません。そして私たちの多くはそれを適切に行っていません。
定期的にナッツを摂取することは、心臓病の予防に役立ち、必要な栄養素を補充します。皆さんはどのナッツが良いか迷っていますか?栄養士の黄怡玲氏が、栄養価が最も高い5種類のナッツの選び方、食べ方、保存方法についてご紹介します。