千鳥が淵・国立戦没者墓苑:「第26回全戦没者追悼法要」しめやかに執行

【大紀元日本9月20日】千鳥が淵・国立戦没者墓苑で18日正午35分過ぎから、「第26回全戦没者追悼法要」が行われ、浄土宗本願寺派(総長:不二川公勝氏)による式次第の下、関東はもとより関西地方からも弔問客2000人余が駆けつけた。法要には、超党派の国会議員、駐日大使らも参列し、先の大戦で亡くなった犠牲者の御霊を追悼焼香した。

千鳥が淵戦没者墓苑は、戦没者の内、名前のわからない「無縁の遺骨」を納めて追悼し、非戦・平和を誓う場所として設けられた国立の墓苑。同所は、「宗教色がない」ことから各宗派が追悼に訪れ、靖国神社とは対比した存在になっている。浄土宗本願寺派は、1981年以降、毎年9月18日に「全戦没者追悼法要」を勤め、2006年で26回目を数える。

冒頭の挨拶で、築地別院輪番・首都圏センター所長の松原功人氏は、本法要が、国籍、民族、思想、宗教に関係なく、過去の大戦でなくなった全ての人を追悼供養するものであると発言、再び悲惨な大戦を引き起こさぬよう不戦の誓いを新たにした。「仏法広まれ、世の中安穏であれ」と宗祖の願いを披露し、「現代人は今何をなすべきか」考える機縁にしてもらいたいと述べた。

▶ 続きを読む
関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。