ニューヨーク・タイムズ紙=国連における中国当局の影響力

【大紀元日本10月2日】かつては旧ソ連に同調、台湾の国際進出を阻害する中共の歴史を振り返ると、中国共産党(中共)政権は1971年に台湾に代わり、国連の中国代表となった。初期ではこの閉鎖的な共産党政権は安保理で、すべて旧ソ連に同調、台湾が主権国家として、平和維持活動に参加する問題を討論する際だけ、議案の通過を阻止する発言をした。

以前、中共は国連オブザーバーに参加せず、関連議案についても、あまり関心を示さなかった。しかし、現在では国際舞台での重要な役割を担おうと動き始め、だからこそ、レバノン南部に国連軍事オブザーバーを派遣したのである。同時に、国連も一連の困惑に直面するようになり、なぜならば、中国当局が理解する「国際秩序」は、米国と西側国家と明らかに異なっている、そのため、国連による関連事案の処理も影響されている。

狡猾な外交手段で、安保理に影響を与える中共

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