豪製最新兵器に中共軍当局が触手、米国防省警戒強化
【大紀元日本10月7日】北朝鮮の「7・5ミサイル案件」以降、極東の安全保障では北朝鮮の核ミサイル技術がその論議の焦点となっているが、このたび大洋州のオーストラリアで驚異的な通常兵器が開発された。オーストラリアの一実業家が30年間の生涯をかけて研究開発に成功したこの新兵器は「メタル・ストーム」と呼ばれ、実に一分間に100万発の弾丸を発射でき、拳銃からグレネード・ランチャーまでその技術を応用できるという。これに注目し、6000万ドル以上を投資してきた米国防省は、中共軍当局などの潜在的な敵にこの技術が流出移転しないよう警戒を強めている。
一分間に100万発連射できるというオーストラリア製・多連装式高速発射新型機関銃「メタル・ストーム」(試作品では、銃口四連装に榴弾発射筒を装備)は、その技術の大半が機密扱いになっているものの、遊底などの駆動する部品が一切無く、弾丸だけが運動するという、特殊な電子技術(electronic ballistic technology)が用いられている。オーストラリアの一実業家・マイク・オドワイヤー氏が30年間の研究期間とその資力を注いで開発に成功したこの新兵器は、2007年に米軍と米警察に売却配備されるもようだという。
オーストラリアで1日に放映されたニュース番組「サンデー」によると、中共軍の幹部らは、オーストラリア・ブリスベン市に本部を置く「メタル・ストーム社」製の新型機関銃を購入するため、数回に渡って在豪中国人や同製品を発明した実業家マイク・オドワイヤー氏にアプローチしてきたという。中国軍部は莫大な報酬金額を彼らに提示しており、中共がこの最新の防衛技術の獲得にやっきになっていることが伺える。近年、中国は軍事力をますます増強させており、様々な手段を使って最新の軍事技術を獲得しようとする中国の思惑に、オーストラリア政府は警戒すべきだとオドワイヤー氏は主張している。