北京で初の伝統住居オークション、落札なし

【大紀元日本10月18日】北京市の西苑飯店で14日、北京の伝統住居である「四合院(しごういん)」の第一回オークション」が開かれた。今回、合計17棟の四合院が出品されたが、最終的に落札される物件はなかった。専門家は、2008年北京オリンピック向けの都市再開発のために、土地収用の対象になるのではないかという不安が落札されなかった主な原因とみている。

また、元々外国国籍所有者にも競売参加が認められていたが、オークションの前日に、中国人のみに制限され、外国人が落札できなかった。

四合院は、中国の伝統的家屋建築で、中国の北部や、北西部に多く見られるが、特に北京市では、一大風物詩として著名である。2008年の北京オリンピックに向けて再開発の進む現在ではその多くが取り壊されている。最近、古い四合院の不動産価値に気づいた業者が、住民を立ち退かせた後、修復して高額で富裕層中国人または外国人に販売するビジネスが始まった。北京中心部の崇文門地区の修復済み四合院は最低でも1億円が相場。

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