BBC北京駐在記者が見た中国の本質
【大紀元日本10月21日】英BBC10月12日付けの報道「中国の新しい富と古い問題」によると、中共は、経済繁栄という表面的な現象の背後で、専制、腐敗、貪欲という本質を隠蔽しており、中国の大部分の民衆や農民の人権は、深刻なまでに踏みにじられているという。
同記事を書いたルパート・ウィングフィールド・ヘイズ氏は8年間の北京駐在経験を持つベテランのBBC記者。彼の報道は、不正や貧困など、主に中国社会の暗部に焦点を当てており、一部の中国人が「ボルボやBMWを乗り回すようなリッチな生活」をしていることなどは出てこない。中国を訪れる彼の友人やビジネスマンたちは、「報道すべきことは、ここで発生している巨大な変化であり、地方の中国農民の生活じゃない」と不満を漏らす。
確かに中国は猛スピードで変化しているとルパート氏は言う。中国の経済成長は目覚しい発展を遂げている。しかし、我々が仮に中国の美しい新都市や飛行場だけしか見ないならば、中国が急速に正常な国家へと変化し、富が更なる自由、公平、民主を中国にもたらすと誤解してしまうとルパート氏は主張する。中共は依然として、いかなる形の政治的な自由を拒絶しており、中国の政治体制が、まもなく他の民主国家と同様になると考えるのは危険であるとルパート氏は述べている。
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