中国新彊:炭鉱とオイル・タンク爆発事故連続発生、死者24人

【大紀元日本10月30日】中国の新彊ウイグル自治区は、10月28日午前2時半ごろ、米泉市電廠溝鎮にある炭坑内で爆発発生、少なくても14人が死亡した。また、同日夜、クラマイ市トゥーシャンツー石油化学工業区で建設中のオイル・タンクが爆発し、少なくても10人が死亡したという。

BBCの報道によると、米泉市電廠溝鎮にある新彊生産建設部隊102兵団・興亜能建化実業総公司第1炭坑1号立て坑で爆発が起き、炭坑内で作業していた14人は全員死亡したという。情報筋によると、被災遭難した作業員の内、5人が契約社員のほか、9人は四川、河南、陝西等地方からの出稼ぎ労働者である。14人の遺体はすでに炭坑から運び出されているという。

事故当時、現場にいた王氏によると、爆発は夜中に起きたという。事故発生時、全員が熟睡しており、突然地震のような強い揺れで起こされた。王氏は、外へ行ってみたら、第1炭坑から炎が吹き出ているが見えたという。

また、目撃者によると、1度目の爆発後約30分が経ってから2度目の爆発が起きたという。地下から天まで届くように火の勢いが強く、昇降機の柱が真っ赤に焼かれていたという。現場では炭坑出口の壁などに火災の形跡が残されているという。

情報筋によると、今回の爆発は3度連続に起きたが、爆発前に炭坑ガスの観測制御システムの数値は正常を示したという。同炭坑は低ガス炭坑に属するため、爆発の原因は炭塵爆発であるとみられる。

一方、10月28日に新彊のクラマイ市トゥーシャンツー石油化学工業区で建設中のオイル・タンクが爆発し、少なくても10人が死亡したという。

中国では最近、エネルギー産業における事故が頻発している。今年に入り、過去8ヶ月間で、全国の炭坑事故は1824件にも上り、計2900人の死者を出しているという。

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